ひきたよしあきさんの投稿をシェアします
こどもからは、学ぶことだらけです。
皆さんも、芥川龍之介「蜘蛛の糸」の
お話はご存じでしょう。
極悪人・犍陀多(カンダタ)が地獄に
落ちている。
そこに極楽から蜘蛛の糸が降りてくる。
生きているとき、蜘蛛の命を助けたので、
釈迦が、極楽から垂らしてくれた。
これをつたって極楽に上がろうとする。
しかし、下をみると犍陀多と同じように
蜘蛛の糸にすがる人がいる。
「やめろ!この糸はおれのものだぞ!」
と言ったとたん、プツンの蜘蛛の糸は切れた。
そんなお話です。
昨年、博報堂教育財団が主催している
「読書推せん文コンクール」に、小学校
4年生がこんな感想を書いてきました。
「糸が切れた頃、昼になっているが、
お釈迦様は、どんな気持ちでご飯を
食べたのだろう。味気なかったに違いない」
なぜ、お釈迦様は犍陀多を救わなかったのか?
浄土真宗では、悪人でも阿弥陀如来は救うと
言っている。
「そのまま、救う」
つまり、地獄に落ちた犍陀多でも救うのが
仏様たちなのに、救わなかった。
それは、まずい昼ごはんになっただろう。
私も子どもの作文を読んで、「蜘蛛の糸」の
盲点を突かれた気がしました。
すごい読解力だと、ずいぶん感心しました。
さて、私は、
このところ暇さえあれば、仏教系の本を
読んだり、ネットを探したりしています。
その中で、ひろちさやさんという
実にわかりやすく仏教を解説してくれる
人の話に、この「蜘蛛の糸」がありました。
ひろちさやさんは、この子どもの疑問に
あざやかに答えていました。
- 「お釈迦さんは、犍陀多を救わなかった
じゃないかという人もいるかもしれない。
それは違うのです。救っているのです。
犍陀多は、下にある過去に地獄を
見ました。上にある極楽も見ました。
そんなことはしなくていい。
今目の前にある糸をのぼるだけでいいんです。
犍陀多が見た下から登ってくる人は、
犍陀多の中にいる「他人」です。
のぼってきたら、糸が切れる。
それは自分の思い込みです。
お釈迦様の糸は、ただひたすら
目の前のことだけに挑戦していれば
切れることはありません。
お釈迦様は、きっとまた糸を垂らす
でしょう。
「今なすことだけに全力を傾ける」
こう悟った時、犍陀多は極楽に
いけるのです。
これは仏教にとって大切な精神が
書かれた小説です。
・・・頭をがつんと殴られた気が
しました。
なんて深いんだ!
将来を考えず、過去を振り返らず、
自分が作り出した他人のイメージに
惑わされることなく、目の前にある
ことだけを全力でやる。
まさに仏教の真ん中にある精神です。
この小学校の子に会う機会があったら
ぜひお話してみたい。
子どもからの学びは大きいです。
子どもは私の先生です。
このお子さんは
きっと困った人を見つけなたら
助けようとしてくれるのでしょう
見て見ぬふりをする大人達は
反省しないといけませんね
でも時には
見て見ぬ振りも大切です
街に出ると
まだまだマスクの人だらけ
先日百貨店に行ったら
ディスプレイの動物の人形全てが
小さなマスクを着けていました
売り場のお姉さんは
マスクをしていない私を見て
「マスクはお持ちですか?」
と聞くので
「はい、持ってます」
と答えてその場を離れました
店内はガラガラです
私は混んでる電車でも
マスクは着けません
私は自分の意思で着けませんが
理由があって着けられない方も
いらっしゃるでしょう
これだけみんながマスクをしていて
マスクを着けていないのは
何かしらの理由があるのです
大声で延々と会話をしていたならともかく
喋らないお客様に
「マスクは?」と声をかける必要が
あるのでしょうか…?
そんな時こそ
『見て見ぬ振り』をすることも
お客様への思いやりでは?と
思ってしまいました
マスクの強制は犯罪です
もしも街中でマスク警察に出会ったら
110番してください
厚生労働省のHPにも
症状のある方はマスクを着用してと
書いてあります
全ての人にマスクは必要ありません
着けたい人は着ければいいのです
マスクのエチケットを
履き違えないで欲しいです
まだまだ世間は
こんな状態ですから
街中に出かけることが億劫になります
1日も早くマスクを外して
通常に戻すのは自分からです
いつまでもマスクをしていると
酸欠で脳にダメージを与えます
そんなことも
判断できない脳になっているのです
恐ろしいことです…
あいにく曇りのお天気です
下り坂だそうで
相模原は今夜暗くなる頃から
雨が降るようです
明日も雨、23日は晴れるようです
それにしても暖かい11月ですね
まだコートがなくても過ごせます
こんな暖かい11月は初めてかもしれません
地震も頻発しているので
用心に越したことはありません
今一度、災害時の準備が整っているのか
確認しておこうと思います
有意義な休日をお過ごしくださいね♪